中国人観光客に思うこと。メディアに思うこと。

報道とは何か 

中国人観光客の日本のメディアの取り上げ方を通じて、報道とは何か、を考えさせられることが多くなった。

(下記紹介記事引用) 

素晴らしい問題提起だと思った。当ブログでは自分の旅の経験を盛り込みながら、情報操作やそこから生じる偏見などについて話をすることがよくあります。そんな事柄について、より日本に馴染みがあってわかりやすい最近の記事(2020年1月27日付)をみつけたので、今回はその紹介と僕なりの考察をしたいと思います。

以下要約。

  • ライターは東アジアの社会事情に詳しいフリージャーナリスト(中国関連の書籍も複数出版)
  • 中国の春節到来に合わせメディアから質問がくるが、彼らは面倒な説明は求めていない。「今年はこれ」と決めにかかってくる。
  • 中国人はみな同質とみるメディアが多く、説明に注意しないと極端な受け止められ方をされ報道される。
  • きっかけは爆買いムーブメントに遡るが、これ自体日本人がつくった解釈であり、中国人にとっては日常の活動にすぎない。
  • 多面的に物事をみたほうがいいんじゃないの?

あの買い物が日常なのかはさておいて、僕は前々から、日本人は中国人に対するネガティブな固定概念を持ちすぎているような気がしてました。そしてそれは、日本のメディアが中国人に関してかなり偏って報道しているからに他ならないと思っていました。

それともう一つ。僕ら日本人は今の中国人に対して、そこまで頭ごなしに悪口を言う資格があるのか、ということだ。これは昔からずっと疑問に感じていたことです。

中国人だって多種多様

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紹介した記事にもあるように、日本のメディアは中国人観光客を一括りにしすぎている。9,600㎢の土地に14億人を抱える中国。面積は日本の25倍、人口は11倍。みんな同じなわけがない。それなのに「中国人観光客はマナーが悪い」「中国人観光客は日本を汚す」と行った具合で、まるで中国人はみな同じといった報道をし、僕らもどこかで「中国人は〇〇」と勘ぐっている。

実際に中国人のマナーが悪いところをどれだけの人が見たんだろうか?中国人以外の外国人観光客だって同じようなことをしていないだろうか?本当にマナーが悪いという言葉で片付けていいもんなのか?

僕には中国人の仲の良い友達が5人くらいいるけど、彼らはみんな、日本で報道されている「中国人観光客」イメージとは対照的な人ばかりだ。別に大声で喋るわけでもなく、ポイ捨てをするわけでもない。

共産党一党独裁について肯定派の人もいれば、否定派の人もいる。サイバーポリスによる情報統制が厳しい中国国内でも、VPNなどの技術を使えば簡単に色んな情報にアクセスできるわけで、毛沢東の大失敗施策とか天安門事件とかについて結構知ってる人もいる。

(※中国国内において、中国に都合の悪い情報は検索してもヒットしないし、グーグル・フェイスブック・アマゾン等は使用不可。)

ただ彼らはみんな旅中に出会った人たちなので、僕が知っているのは「旅する中国人」に限定されてしまうが、それでもみんな個性があるし日本では報道されないような素晴らしい人たちだ。

そもそも日本人だって

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日本がバブル絶頂だった頃、日本人団体旅行者は海外で金を捨てるように使いブランド品を買い漁った。現地のことも何も知らずにひんしゅくを買いまくった。マナーが悪い人たちとして世界から嫌われた時代が日本人にだってあったことを忘れてはいけない(勿論これだって日本人旅行者の全員ではない)。僕はその時代を生きた人間じゃないから真偽はわかんないけど、想像するに、当時の日本人は世界の文化などをロクに知らずに旅行して、自覚もないままにマナー違反を犯していたんじゃないかと思う。麺類をズルズル啜りながら食べたり、平気で無宗教と言ったり。日本では当然のことが、海外に出れば強烈に「悪」になることくらい今だから簡単にわかるけど、当時はそれを知らなかったんじゃないかな、と。

僕ら日本人からみて、マナーが悪いと感じる中国人は確かに少なくない。でもただ怒るだけじゃなくて、なんか前向きなアクションは起こせないものか。だって彼らはそれをマナーだと知らないだけなのかもしれないから。動きもしないのに道を占領してる中国人グループにイラつくんではなくて、声をかければいいんじゃないか。もしかしたら道に迷ってるだけなのかもしれない。

被害者ズラをしている僕らだって昔はバリバリの加害者だったわけで、わけわかんない批判をするよりも他にやるべきことがあるような気がする。

diamond.jp

 「こちら側」の視点ではだめ

最初に紹介した記事は「こちら側」の視点ではだめという項で締めくくられているが、正にその通りだと思う。

偉い人たちに上手いこと情報を操作された結果人々が誤った価値観をもち、誤った「こちら側」の視点を別の価値観を持つ人に押し付ける。これが一因となり戦争や虐殺が起きていることを、1年間世界を放浪しよく学びました。簡単なことではないけれど、お互いがお互いの違いを知った上で認めなければ、いずれまだ同じことは起きてしまう。

だから他の世界を知ることが大切なんだと思う。そしてそれは同時に自分を知ることになる。旅は世界を知る絶好の機会ですし、言い換えれば日本を知る絶好の機会になる。

現在はグローバル人材が重宝される世の中だけど、多くの人はグローバル人材=言語ができる人だと思いこんでいる。でも僕はそれは違うと思っていて、言語は勿論大切なんだけどそれよりも、自国と他国の文化や生活、考え方の違いがわかる人こそが本当のグローバル人材なんじゃないかと、そう思う。

最後になりますが、、困っている旅行者を見つけたら積極的に助けましょう!そして中国人をイメージ先攻で簡単に嫌いにならないでください!


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