アジア

ハノイを市内散策してみよう

2019年1月25日

ハノイ。ベトナムの首都。

ハノイ。ベトナムの政治の拠点。

ハノイ。ベトナム戦争。

活気はありながらも、何となくアダルトな、落ち着いた雰囲気なのかな。

個人的なハノイのイメージはこんな感じ。

けどそのイメージは昨夜に一変する。

飲み屋街がクソチャラい。

ファランが沢山。どの店もイケイケミュージックが爆音が流れ、客はビールと水タバコを楽しむ。

ハノイ。チャライ。

日本において、ベトナムというフレーズで連想されるのは、バイクがゴミのように走っている映像や長閑な田園風景、それかホイアンの綺麗な街並み、といったところか。

間違ってない。でも日本のメディアからは発信されない夜のベトナムも確かに存在する。

海外に行くと、元々持っていた自分のイメージと実際の感じが全然違うことに驚くことがある。

いかに自分の持っている情報が制限されたものであるか思い知らされる瞬間である。

さて、一夜明けて、今日はハノイ市内を散策することにした。

まずはロンビエン橋。

長さ1700mの鉄橋。完成後100年以上が経過、ベトナム戦争時には度重なる爆撃を受けており、都度補修をされているもののだいぶボロボロ。歩道はところどころコンクリートブロックが剥がれている。もし歩いている時にそれが抜け落ちたら雄大なホン川に落下すること必至。

鉄道とバイク、歩行者が利用できる。歩くと普通に壊れそうで怖い。

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つづいて向かったのはタンロン遺跡。

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2002年に発見されて2010年に世界遺産に登録された遺跡。

11世紀初頭から約800年の間ベトナム王朝の首都として繁栄、フランスの植民地化後はフランス軍事司令部として使われていた、らしい。

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1954年10月10日を祝す展示会(的なやつ)が開かれていた。

この日は、第一次インドシナ戦争で勝利を収めたベトナムがフランス軍をハノイから完全撤退させた。第二次世界対戦後主張してきたベトナムの完全独立を果たした日。

すごいなーベトナム人は自らの手で、ベトナムという国を築き、作り上げている。

ベトナムの、ベトナム人の強さを感じた。

(結局ベトナムは南北分裂をしてしまい、その後のベトナム戦争に発展してしまうわけだが)

その後はホーチミン廟。ベトナムの英雄ホーチミンが祀られているお墓。

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めちゃくちゃでかい。

何を隠そうホーチミンは、前述の第一次インドシナ戦争・ベトナム戦争で北ベトナム軍を率いた人物。

アメリカが敗戦を喫したベトナム戦争におけるベトナム側の主導者。

南ベトナムのサイゴンを落とし、ホーチミンに改名して戦争を終息させた男。

まだまだベトナムの歴史については薄っぺらくしか知らないけれど、それでもこうやって自分の足で歩いて自分の目で観ると、何か考えさせられてしまう。

ベトナムは強いなー日本はどうかなーと。

日本が自ら勝ち取ったものってなんだんだろう。

(戦争を肯定しているわけじゃなく。むしろ否定派。)

日本でいうホーチミンって誰だろう。(坂本龍馬?西郷隆盛?)

日本人は昔からアメリカの掌の中にいて、それは今でも続いていて、僕ら一般国民が気づかないところで支配され続けているような、そんな感覚に陥る時がある。

けど、日本にも強さはあるはずだし能力もあるはず。

それをもっともっと誇っていったほうがいいよね。

なんだかはわからない。

けど、そう思った。

真剣に遊んでるとこうゆう学び(?)が突如降ってくる。面白い。

夜の部は相変わらずチャラいハノイから真面目な報告でした。

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