- 海外ひとり旅って何がおもしろいの?
- 友達から海外ひとり旅をおすすめされるんだけど、なんで?
今回はそんなお話です。僕はこれまで50カ国に訪れた旅好きで、6年間勤めた銀行をやめて、世界放浪にでている人間です。
海外ひとり旅は学びだらけの素晴らしい体験です。短期だろうと長期だろうと、一度は経験されることをおすすめします。
【なぜ旅に出るのか】知らない世界を知る【海外ひとり旅のすすめ】
- 知らない世界を知ることができる
- バックグラウンドの異なる人との出会い
僕の中の海外ひとり旅の最大の魅力は、「知ること」と「出会うこと」。今回は、僕がエジプトで差別用語をあびた体験談を交えながら、海外ひとり旅の魅力「知ること」についてお話します。 個人のいち経験とそこで得た学びということで、読んでいただけると幸いです。
差別用語を連発されて知った、マイノリティの価値観
エジプトに滞在していたある日、道で地元の学生(多分中学生くらい)に囲まれたことがありました。
僕みたいなアジア人は彼らにとって珍しかったようで無邪気に声をかけてきたんですが、そのテンションで彼らは僕に「イエロー」と言ってきたり、「目をほそめる仕草」をしたりしてきました。
彼らにとってはそれはただのじゃれ合い、何の気なしに行われていることで、言われる側のアジア人だって特に気にしないだろうという前提での行動だったと思います。僕としても仲良くしてくれるのは嬉しかったのですし、相手は大人ではありません。
それでも、残念ながらいい気持ちにはならないですよね。
「少数派の人が何をどう感じるかは理解され辛い」
少数派の人たちの気持ちを察することができずに、無意識のうちに、簡単に、人を傷つけてしまうということを、少数派の立場として感じた経験でした。たまたま通りかかった大学生が彼らを叱ってからは、彼らも反省した様子で、ただただじゃれてくるかわいい学生たちでした。
自分も同じことをしているかもしれない、という意識
多くの外国人が日本に住む時代になりましたが、それでも人口に占める割合はたった2%程度。もしかしたら僕たちは、想像力が足りなかったがために、彼らを傷つけてたこともあったかもしれません。
例えば「外人」という言葉。この言葉に、ネガティブなニュアンスを感じる外国人は少なくないといいます。日本人としては何の気なしの発言であっても、違うルーツを持つ人を傷つけてしまうことがあるんですね。
お笑い芸人のアイクぬわらさんは、自身が出演している動画で、日本での生活についてこう答えています。
「電車で自分の隣が空いていても、誰も座らないことがある」
会話の雰囲気とインタビュアーの反応を見るかぎり、これはあるあるのようです。彼は続けてこんなことを言いました。
「日本人は人種差別主義者ではない。ただ知らないだけだと思う。」
自分は真に差別に加担していないか、自問することがとても大切だと感じます。想像力の欠如によって、知らない間に人を傷つけているかもしれないからです。僕は、きっと知らないことだらけなんだと思います。
www.youtube.com(日本語字幕あります)
知らない世界を知るきっかけを与えてくれる
自分が少数派になって、何でもないことで傷ついたり、逆に何でもないことで感動したりして、自分の当たり前が世界の当たり前ではないことに気づきます。
未知の土地で未知の文化・価値観を体験することで、たくさんの学びがあります。知らない世界を知ることで、自分の価値観や考え方を広げることができます。
旅は、知らない世界を知るきっかけ、考えるきっかけを与えてくれます。これが、海外ひとり旅の魅力です。
ムスリムの彼が連れてってくれたのは教会でした【旅は未知の価値観と考え方を教えてくれる】
他を理解しようとする心や、他の人の気持ちを察する想像力を持つことができているか?
時々、そんなことを自問していきたいと思います。
旅に出る、映画を見る、本を読む。
手段ははなんでも良いから、これからも色々な価値観や考え方に触れていきたいです。
平和に必要なことは、他人の気持ちがわかる想像力だと思います。
以前外国人の友達から、外人と言われると悲しくなると聞きました。日本で生まれ育った身としてはそれまでその言葉の重みに気付きませんでした。
平和を願う人間として、マイノリティの方の気持ちを察する想像力を養っていきたいです。
— ゆーさな@真剣に遊ぼう (@yusana7) 2020年6月3日
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