アジア

ホーチミンのクチトンネルでベトナム戦争を感じる

2019年2月6日

今旅初めてツアーというものに参加してきた。

「クチトンネル」ツアー。

ベトナム戦争において、アメリカ軍が全く落とすことができなかったベトナム南部クチ地区。クチトンネルはそこにあるトンネルのことであり、ベトナム軍を勝利に導いた象徴として今でも語り継がれている。全長250km超の地下トンネル。今はベトナム戦争を体験することができる施設として運営されている。

ここクチ地区では、何千人もの人々が戦火から逃れるために地下トンネルで暮らしていた。それだけでなく、指令本部や病院、武器倉庫などもこのトンネルにあった。

ホーチミン市内からは北西70kmにあり歩いてはいけない。自力で行くこともできるとは思うが、ベトナム戦争を知るために行くので、ツアーに参加すれば色々な情報が入ってくるだろうと思い参加を決めた。

ツアーを通して感じたことは、

戦争は起こすべきではない、ということ。

平和な時代しか知らない僕らが思っている以上に、戦争は人々を苦しめる、ということ。

月並みな感想ではあるが、改めて、本当にそう思った。

南ベトナム(アメリカ軍)vsベトコン(南ベトナム解放民族戦線)の舞台となったサイゴン(ホーチミン)。

資金力の豊富なアメリカと戦うために、そこには様々な仕掛けが施されていた。

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穴を掘って作られたブービートラップ。ここに落ちると毒針が体に刺さる仕組み。今はこのように芝生の上に作られてるけど、当然戦時中は外から見てもわからないように作られていた。
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地面に身を隠すスペース。

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銃弾の跡。
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実際に使われていた戦車。

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応急処置室。
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ベトナム戦争時の服装。

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実際にベトコンが暮らしていた地下に入ることできる。観光客向けに通路は広げてあるのだがそれでも狭い。地下だから温度も湿気も物凄い。たった3分程度歩いただけでも疲れたし、汗もがっつりかいた。あんなん人が生活する環境じゃないとうことは誰でもわかる。でもつい40数年前は、ベトナム人が命をかけてここに住んでいたのだ。

実際にここでの暮らしは厳しいものだったらしく、サソリ、毒ムカデなどの危険な害虫がはびこっていたそう。伝染病も蔓延したらしい。

ちょっと歩けばわかる。それくらい生活環境としては×。

戦争になるとこうもしないといけないのか。戦争、二度と起こしてはいけない。

ここにこれて良かった。今回ベトナムにくるまで、ベトナムの歴史については全くと言っていいほど無知だったけれど、ハノイ、ホーチミンとも戦争に関する場所を訪れて、実際に触れたり見たりする事で、より多くのことを知ることができた。

次は、今回知ったことを色んな人に語っていくことが自分の役割。沢山アウトプットしよう。

そして、日本の歴史ももっと知ろう。

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